NARUのへたれ写真集


by stellamarina
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<   2004年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧

雪之丞変化

美空ひばりが人気役者・雪之丞、その母・お園、そして気風のいい義賊・闇太郎とバラエティに富む3役を演じた、3時間にも及ぶ大型娯楽時代劇「雪之丞変化」は大衆文学として広く親しまれ、何度も舞台・映像化されている三上於兎吉の作品です。

冤罪で店を潰され、母親は自害、父親は無念の病死、一人残された娘は男と偽り一座に匿われて雪之丞なる人気役者として成長します。雪之丞は千葉周作に剣を学び、父母を死に追いやった悪徳代官と商人の敵と狙っていました。
その一方で雪之丞は上様の寵姫から想いを寄せられ、姫は家出までして追ってくる有様です。追われる姫を助けてくれたのは義賊の闇太郎。と、今に続く時代劇の定番シナリオがたくさん盛り込まれた作品でもあります。

とても昭和の作品とは思えないほど映像がきれいですし、美空ひばりの踊りや歌が効果的に盛り込まれています。また、殺陣も華やかで時代劇の黄金時代を彷彿とさせてくれます。勧善懲悪なので、最後はめでたしめでたしで終わり、とてもすっきりする映画でした。
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by stellamarina | 2004-09-21 22:34
かの有名なシェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」の裏に隠された不滅のロマンス…。
美しい令嬢ヴァイオラは男性にしか許されていない演劇の世界へ男装して乗り込んだ。ヴァイオラは美青年トマスとして見事に主役を射止めたものの、劇作家ウィルに正体がばれてしまう。けれどもヴァイオラに心奪われていたウィルは逆にスランプを脱して執筆に力が籠もるのだった。
ところがヴァイオラの婚約者がウィルと別人を間違えて暗殺したため甘美な恋は絶望へ、更にトマスが劇団の仲間に女性とばれて舞台は混乱。はたして「ロミオとジュリエット」の舞台は初演を無事に迎えることが出来るのか?

現実の恋が「ロミオとジュリエット」の脚本に影響を与えるさまが克明に描かれています。同じ台詞が素顔と変装姿で語られる様子はシリアスなのにコミカルに感じてしまうくらいです。
いろいろゴタゴタあったけれど、最後の最後で真打ちエリザベス1世陛下のご登場。演劇でも真実の恋はあり得ると言い切ったのでした。
個人的には、帰路で水たまりを踏みつけて馬車に乗る場面が好きです。陛下は強し。他の役者さんと比べて迫力が違います。さすがは名優ジュディ・デンチ、アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞しただけのことはあると思いました。
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by stellamarina | 2004-09-21 16:56

デーヴ

大統領にそっくりなデーヴは一度だけの代役を引き受けたところ、当の大統領が倒れてしまい強制的に替え玉を続けることになった。庶民感覚そのままに行動するデーヴは国民の支持を得、仲の冷え切ったファーストレディ・エレンの心をも動かしていく。エレンが真実を知ったとき、デーヴの取った行動は…。

主人公のデーヴが見事なまでに好青年です。エレンでなくても、これなら二度惚れしちゃいますよ。
さて、そのエレンですが、「エイリアン」で好演したシガーニー・ウィーバーがとても素敵に演じています。パワフルだけどエレガンスで大統領夫人にピッタリ。そんなエレンに心惹かれたデーヴの行動がユニークで紳士的なのです。
政界の汚職事件も絡んで物語はスピーディに、しかしコミカルに進んでいきます。一番シリアスなのは、エレンが真実を知った夜かな。でも、すぐコミカルに転じて物語は終結へと向かっていくのです。
元護衛官の「あなたのためなら命を張れる」という最後の台詞が、デーヴの人となりを如実に表しています。
ほのぼのしていて心温まる物語。ほっと一息いれたいときに見たい作品です。
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by stellamarina | 2004-09-21 15:54

DEATH NOTE(デスノート)

デスノートって何?で購入した本です。初読の感想は「ライトは命を軽く扱ってるなあ」で、あまりよい印象を持ちませんでした。正直、パラパラ読んでお蔵入り決定の本だったのです。実際、しばらくその存在を忘れていたくらい。
それをクローズアップする気になったのは、某書店の売り上げランキングに3巻が入っているのを見たときです。タイトルに見覚えがあったのでチェックしてみると、持ってるじゃん。
改めて読み返したら結構奥が深いことに気が付きました。早速、2巻と3巻も購入し、最初からゆっくり読み直してみました。
主人公ライトがデスノートを拾って、自分なりに検証を重ね活用していく様は、淡々としているだけにリアルです。ライトが何でもできる優等生という設定も信憑性を持ってきます。
対してL(エル)は、一見してどんくさい風貌でそれらしくなく、それでいてライトと同じ路線で戦える偉人。似たもの同士だが詳細は異なるふたりの対比が面白いです。
面白いといえば、死神リュークの存在です。リンゴが好きって…。子供らしくていいわ。
さて、物語は、キラとして用意周到に殺人を重ねていくライトとキラを追うLの頭脳比べへと発展していき、先手を打ったLがキラの前に同級生として堂々と現れます。でも、そのくらいで負けるようなライトではありません。しっかりタメ張ってます。こういうところが男の子の心理なんでしょうね。女性だったら、いくら負けず嫌いでもLを無視しますよ。当たり障りのない会話くらいはするかも知れませんが。
そう思っていたら女性のキラが出てきました。しかもその動機が…。
そして物語は更に複雑な展開を見せていきます。表面に出てくる物語の進行と内面的な心理描写の二面性がますます深まってきました。この先いったいどうなっていくのか、追うのが楽しみな作品です。
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by stellamarina | 2004-09-20 22:09

銀のキメイラ

少女コミックとしては珍しいSFファンタジーで、中村地里さんの「銀のキメイラ」シリーズを紹介します。商業誌本編は全7巻で完結。連載当初は学園物かと落胆した覚えがあるのですが、リュウが異星人でしかもエスパー!物語よりもキャラの設定で好きになった作品です。
その後、舞台が一転して、リックの話で俄然、ストーリーに萌え、陽子さんと再会した頃にはすっかりはまってました。
リックのモデルって、やっぱりあのリック(リック・スプリングフィールド)ですよね(笑)。確か、あの頃、彼が主人公で、そのまんまな映画(「ハード・ツー・ホールド」1984)も見た記憶が…。コミックも映画と同様、ハッピイエンドで嬉しかった~。
しかし、主人公カップルの前途は多難。ラストにすっごく不満なのは言うまでもありません。いくら陽子さんがそれでいいと言っても、私は納得できないぞ~!
と叫んでいたら出ました。
これが「新・銀のキメイラ」で、リュウと陽子さんの子供、龍星君が主人公。しかし、何というか、評価する以前に打ち切りになりまして、私の中ではとても宙ぶらりんな物語です。
一番の不満点は、沙羅!
龍星って絶対マザコンタイプだと思ったので、てっきり涼子さんが本命になると踏んでいたんです。それが全然違って、謎のまま終わってる。前作以上に不満たらたらの状態です。
それから何年も経って、同人誌で続きを発見!陽子さんとリュウの結末は「永遠の恋人」で、龍星のその後は「群青」で発表されました。でも、でも、「群青」はまたしても途中で終わっています。やっぱり私の中では消化不良のままなのです。
それでも大好きな作品には違いありません。商業誌が駄目でも同人誌での完結が望める間は諦めずに待っています。
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by stellamarina | 2004-09-12 21:19

イヴの眠り

吉田秋生さんの作品で、現在2巻まで発行されてます。雑誌連載は来月から再開。
物語はサブタイトルに「YASHA NEXT GENERATION」とあるように「YASHA」の主人公静の娘アリサが主人公です。だからといって前作を知らなくても問題なく読めます。実際、私がそうです。
実をいうと吉田秋生さんの作品は「BANANA FISH」をタイトルだけ知ってまして、それまで手に取ったことがありませんでした。知ってる人は知ってるあの有名作品です。あの世界が私はダメでして、どうしても読めなかった。その流れをくんでいる「YASHA」も同じくしてダメ。登場人物が一部重なっていると聞いて読めなかったのです。
では、本作品はどうなのかというと、やっぱり一部かぶってます。時間軸が親子だもの。仕方ないです。でも、ヒロインということで、問題なくスルー。私好みのアクションもので、すごく気に入ってます。
バイオの世界が絡んでいるので、専門用語がバシバシ出てきますが、高校の生物を普通に習ってれば問題ないでしょう。掲載雑誌の購読層が割と高めだし、ファンの年齢層を考えると妥当な線ではないかと思います。卒業後◯年経ってても大丈夫でしたから。ちょっとくらい難しい方が快感だったりして。
シンの命が狙われ、アリサや烈が彼を守ろうと「死鬼(スー・グイ)」と戦います。当然一筋縄ではいかない相手です。しかも同じ遺伝子を持っていることから、アリサは死鬼に惹かれてると、ややこしいことになってくるのです。烈くん、ふぁいとー。
まだまだ序盤なので、これからどうなるか興味津々。雑誌の都合で連載が飛ぶことがあるのは痛いですが、気長に読んでいきたいと思います。
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by stellamarina | 2004-09-05 22:25
近未来サスペンスの小説でお気に入りは「MARIA~誰が為に君は泣く~」です。作者はSayaさん。更新は遅めで現在も執筆中。
遺伝子操作をテーマにした医療モノで、シリアスです。SFでサスペンス色が入った作品はちょっと珍しいのではないかと思います。
主人公は滝沢巽という青年なのですが、なぜか私の目は林広樹さんに向いてます。キャラに「さん」を付けるあたりでお気に入り度をご推察ください。広樹さんのライバルが長谷川司で、ふたりとも大人な男性です。
タイトルにある「MARIA」はコンピュータ。でも、もちろんただのコンピュータではありません。その謎を解くのが主人公タキの役目で、キーパーソンがこれまた美少年、しかも病弱!ある路線をもろに狙ってます。でも、本当にシリアスに物語は進んでいくんです。
なにしろ広樹さんがまず医師免許剥奪されてます。そして過去に繋がるレイという青年をタキが連れてきたため、またもや関わりたくないMARIAに関わることになるのです。異常気象も絡んでくるし、要素だけを並べるとすごく暗いです。
そこへ場違いな(?)明るさを運んでいるのがタキ。だからといって明るい青年ではありません。なんだか投げやりな男。こんなヤツのどこがいいんだとは広樹さんのぼやきです。
でも、たで食う虫も好きずきで、タキにはちゃんとヒロインがいるのです。しかも広樹さんの姪にして養女。世の中なかなかうまくいかないものですね。なんだかこの世の苦労を一身に背負っているようなタキですが、広樹さんほどじゃないって。
キャラクター紹介ばかりしてますが、このキャラたちの過去と現在の関わりによって物語が進んでいくので、下手にストーリーを紹介するとネタバレだらけになってしまうための苦肉の策です。この中で一人でも気になるキャラがいたら、きっとMARIAの世界を楽しめます。
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by stellamarina | 2004-09-05 00:18

生徒諸君

庄司陽子さんといえばこの作品抜きに語ることは出来ないでしょう。全24巻+外伝からなる青春賛歌です。
主人公はナッキーこと北城尚子。彼女が転校してきた日から物語は始まります。はじめは反発しながらも次第に「悪ガキ団」のメンバーになっていくクラスメート達。いつも真剣に一生懸命な彼らに惹かれない人はいないでしょう。手作り卒業式なんてもう最高!
やがてナッキー達は高校、大学へと進んでいきます。ひとつの山場が高校かな。ここでのポイントはナッキーの双子の姉マールの存在です。マールがナッキーと比べてどうかなどと野暮なことをいうつもりはありません。彼女も彼女なりに精一杯生きてるんですから。
もうひとつ抜かせられないのが女性に対する暴力問題。当時はかなりタブーな領域だったと思うのですが、真剣に考えさせられる展開です。
そして大学進学。それまで一緒だった仲間が自分たちの進路に沿って本当にバラバラになっていきます。もちろん、何かあれば盛り上がるところは変わりません。ただ、夢を実現するために選んだ方法がそれぞれ違っているということでしょう。ここで自分に正直になることが出来るか、楽なように偽って生きるか。けれども偽った報いはあまりに大きなものでした。
「生徒諸君」も映画化、アニメ化された作品です。アニメの方がデキはよかった。映画も悪くはないですが、ちょっとインパクトに欠けるかな。絞った対象が本来のメインキャラじゃなかったのですね。間違ってはいないけど、原作ファンには「なんかちがうよなあ」とぼやかせる要因があるんです。機会があるなら見ても悪くないよ、と申し上げておきましょう。
タイトルの生徒諸君は、ラストの見開きページで「ああ、そうなんだ」と頷けます。まさに青春賛歌。それ以外の言葉が出てきません。ナッキーを通して青春を共用したものだけが理解できるシーンだと思います。その感動を是非、味わってもらいたいと思います。
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by stellamarina | 2004-09-01 00:18